釣れない日こそ、親子の記念日かもしれない話。
by
tsurizako
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今日も釣り日和に決まってる
天気もいいし、釣りに行くんや!風はちょっと強め。けど風が強い日は内海に魚も入って来るんだろう?釣り歴40年のベテランおじさんにこっちは聞いてるんだからwつまり狙うは堤防の内側!やっていきましょう!
息子と釣り。父の決意今日はすごいぜ。金に物を言わせて釣ってやる。なんせ6歳の息子が一緒に釣りがしたいと言ってるんだ。ここで釣りの印象を良いものにしておく必要がある。親子で釣り。良いじゃないの。けど40年釣りおじさんはまだアジは回ってきてないと言っていた。(5月11日)
金で勝つ!豪華タックル投入よーしわかった。餌釣りプラスコマセだろ?餌撒いて魚を寄せれば良いんだろ?正解は出た。そこで金だ。フカセ釣りの粉の餌とオキアミ3キロ。あと青虫200円分買った。あと簡単浮き釣り仕掛けを2つ。これで3700円だ。1回の釣りにしては高すぎるよな?俺もそう思う!けど釣れるなら払っても良いかなっていう良い塩梅の金額だとも思う!さすがフィッシャーズ!
息子と安全第一の釣り場探しあとは釣り場だ。車からそのまま釣りできるような場所がいい。なんせこっちには6歳の息子がいるんだから。磯場やテトラなんて行ってられない。危険だ。堤防か釣り公園だ。よーしよしよし、わかってきたぞー!!けど息子が言うんだ。近い場所がいいと。。なぬ?OK、OK!父は場所を知っている。みんなが知ってる場所だがな!w
釣る前にカップラーメンで父の勝利釣り場に着いた瞬間カップラーメンを親子で食べたったわ!あの美味さが2倍になるやつ!水筒に熱湯用意してな!これを息子に教えれただけでも価値があるでしょう!だがこっからよ。
隣の親子が先に沈む…先に来ていた親子もいたが全く釣れていない様子。頑張っている。願わくば釣れて欲しいと私も思っていた。あちらが釣れるならこちらも確実に釣れるからだ!けど悲しいかな。子供は飽きて網で砂をすくっている。砂こぼれ落ちてる。。あぁお父さん、帰るんですか?荷物をまとめ出していますが。。
金の力、信じてるぞ…隣の親子の様子を見ていても、当然だが私は安心していた。なんせこっちには餌がある。コマセがある!!先ほどの親子はせいぜいオキアミか虫くらいしか使っていなかった。こっちは金を払っている!!さぁこのバケツにこの粉とオキアミと海水を入れて混ぜようではないか!ちなみに私もこの体験は初めてである。中々混ざらないから結局手で混ぜた。息子と一緒に。これぞ親子という感じで楽しかった。ある意味ほとんど青春。
撒けど撒けど、魚来ずさー!撒こう!これ撒く、魚くる、釣れる!6歳児への説明は完璧だ。息子めっちゃ撒いてたなー。おいおい速攻なくなるぞってレベルで。実際はそんなになくならないんだけど。ここからが予想外の展開。まずどんだけ撒いても魚こねぇ。え?見えてないだけ?底の方に溜まってる?
タナ調整、そして…OK、OK!ベテランおじさんがよく言うタナだろう?魚がいる深さに合わせないといけないんでしょう?知ってますが?浮止めを移動させてやったらいいねん。そして1ヒロだの2ヒロだのわけわからん単位で測って深さを合わせればええねん!wやったよ。やったけど全然来ないしな。当たりすらないから。え?死の海?これで来ないってことはここに魚はいないってこと?そんなバカな。
父、コマセ代を思い出す私お金、出してますけど?息子に聞くんだ。ここには魚は回ってこないかもしれない。待っていれば来るかもしれないが。けど移動という手もある。どうする?私は移動するように息子を誘導する話し方をしていた。案の定移動。正直釣り場の相性的にも環境的にも釣れる気がしなかった。コマセはあと三分の一。相性の良い釣り場に行こう!
釣り堀級の実績ポイントへ移動時間30分。息子は寝ていた。これでやっと釣れる。かつて私が釣り堀だと思った場所だ。コマセ撒いて。タナを調整。浮きは中々沈まない。。息子に魚を見せたい。なんでもいい!私が取った作戦は底ズルズル作戦だ。重りを付け。餌を付け。ずるびく。底の魚がいると思ったし。そこに魚が溜まっているのだと思った。
世界から魚が消えた違った。間違いなく世界から魚はいなくなったんだなと思った。周りも釣れてなかったし。温暖化やら言うし。地球規模の問題がこんなところにも。3700円かけても釣れないか。だったら買わなかった!!結構な金額なのに!!
息子の一言に、父の胸が打たれる「釣れなくても楽しかったね!」息子よマジか。お父さんは釣らせてあげたかったこともそうだが、シンプルに金かけて釣れないことにイラついていた。けど思えば息子と釣りに行く時間なんてほとんど作ってこなかったし。思い出代としたら格安だな。息子の一言でそんな事を思った日。良い日じゃないか!釣り!ありがとう!
次は…絶対釣らせろ!!